グアテマラの中でも北部メキシコとの国境近くウエウエテナンゴ県の山岳地帯に位置するプロビデンシア農園。
急斜面という立地でコーヒーを栽培しているため、土壌の施肥やチェリーの収穫には時間と手間がかかります。その反面、施肥した土壌が浸食によって流されないようにするため、農園の30%は原生林を保つことで、地域の生態系の保護にも貢献できるという良い部分もあります。
収穫されたチェリーは農園中心にある精選所に運ばれます。この精選所は農園の急斜面という立地を活かした設計になっており、急斜面の高い位置から始まり、自然の水を利用してコーヒーを精選し、水路をを経由して低い地の乾燥パティオに運ばれます。乾燥したチェリーは、管理の行き届いた場所で精選されます。その結果、クリアで均一な味わいに仕上がります。
また、プロビデンシア農園は標高の高い場所で栽培されているので、昼夜の寒暖差が大きく、チェリーはゆっくりと熟します。これもコーヒー豆がしっかりとした味わいに仕上がる理由です。
〇マウンテンウォーター製法
カフェイン以外の旨み成分が残り飽和状態になっている水にコーヒー生豆を浸し、カフェインだけが溶け出す環境を作ることによってカフェインを抽出。
〇基本情報
国 グアテマラ
エリア ウエウエテナンゴ県、サンペドロネクタ地区
農園名 プロビデンシア農園
農園主 マックス・アリエル・パラシオス(Max Ariel Palacios)
標高 1,200~1,800m
品種 カトゥーラ、ブルボン、他
収穫 手収穫
精選 ウォッシュド
乾燥 天日乾燥+ドラム式乾燥機(guardiola)